未来の優良運転者

夕方、ようやく今週のお勤めを終え(こう書くと、年季に縛られた奉公人みたいだなぁ・笑)、帰宅。部屋でだらりとしていたところ、表から衝撃音。
何の音だろう?と思ったのもつかの間、お向かいの奥さんの高い声が聞こえてきす。
あ。事故だ。
お向かいのお宅の高校三年生の末っ子(男)が、最近車の免許を取得したばかりです。すわ大怪我か?!赤ん坊の頃から知っている(なにしろ生まれた翌日に病院まで見に行った)コなので、心配して窓を開けたところ
「すぐ○○さん家*1にあやまってきなさい!!!」との奥さんの声。
あ。ウチにぶつかったんだ(苦笑)
そういえば、彼は昔からサッカーボールで我が家の窓ガラスに直撃*2(幸い割れなかった)、サッカーボールで私の手元のハンバーガー打ち落とし*3、サッカーボールで我が家の給湯タンク(?)を*4へこませ などなど色々やってくれていたなぁ。でも毎回運良く大した被害は出ていなかったし、怪我なんかしてなければいいんだけど…まぁあのおばさまの様子ならおそらく怪我の心配は薄いだろうな。
などと思っていたところで、少年(最早青年?)到着。その後、塀の様子*5を見に行ってみたところ、お母様(お向かいの奥さん)には叱られる、壁は削れてる、車もへこんでる しかし自分がいちばんへこんでる といった様子で怪我などはないようながらしょんぼりうなだれる少年がいました。いつか見たような光景です(苦笑)
しかし、これで彼はきっと優良ドライバーになるんだと思いました。
人や生き物を巻き込まず、本人さえも無事だった今回の事故は「より慎重な運転」の契機、かつ本当の不幸には至らない、ちょうどいい経験になったことだと思います。これで今後、彼はより慎重にハンドルを握る人になるのだろうな とかなんとか妙に客観的なことをうなだれる少年を見て考えていた私はクール過ぎでしょうか。いや。ちゃんと怪我の有無は確認した上デスヨ?お向かいの奥さんは、ウチの塀を気にしてくれていたようでしたが、むしろ気になるのは車。おそらく塀以上に壊れただろうと思います(しかも結構高い車)。
それもあってか、大変なことをしてしまった!とばかりに、うちひしがれて半泣きの少年の、いつか見たような様子を見てちょっと懐かしくなりました。オムツの頃から我が家に出入りし、マルコメ頭がじょりじょりだったちびっこ少年が、いつの間にか声変わりをした時は、どれほどショックだったことか!! しかし、やはり基本の姿は変わらないんだなぁ。立派に大きくなった彼も、やはりしょんぼりしている時の様子は昔のままでした。
それにしても、生まれた時から知っているコが、早、自動車免許を取得済み。自分も年取るわけだよ。。などと、考える今日この頃です。

*1:私のうちのこと

*2:立地条件の関係もあり、ウチの塀はかなり高さがある。ので、ボールを当てて返ってくるのを打ち返すのにちょうどよい。が、やりすぎると塀を飛び越えダイニングの窓に直撃

*3:お向かいとの間の道で3兄妹の真ん中と立ち話をしながら食べていたところ「僕サッカー上手くなったんだよ。見て見て♪すぐ横に蹴るから☆」とやってくれたが失敗・笑

*4:家と塀の間にある

*5:塀にぶつかったらしい