トルコ旅行(4日目)

円形劇場で歌うの巻

朝食は、昨晩夕食を食べた場所と同じ、プールサイド。

このホテル、コテージ風のつくりでなかなかステキなのだが、夜洗面台に小さな蟻がぶわっと出たため、少々げんなり。もちろん夜は、バスルームのドアをぴっちり閉じて寝たけど…

部屋を出て、朝食会場へ向かう際、部屋を出たところでポーター少年に行きあう。鼻歌交じりにステップを踏むご機嫌ぶり。挨拶で二言三言交わしたところ、今までのウェイター君たちより英語が話せるよう。少なくとも文章だったし。

それにしても、またこのコも未成年に見えるのだが、いくつなんだろう…?人種が違うから年齢がよく読めないだけか、それとも未成年アルバイトかなにかなのか。日本人的感覚から言うと、ボーイさん・ウェイターさんはここまで、せいぜい高校生ぐらいに見える男の子がほとんどだった。そしてウェイトレスさんはほとんど見かけない。

ここまでは地方を回っていたせいか、絨毯工房を除いて「働く女性」をほとんど見ていない。宗教的・慣習的なものか、それとも単に偶然なのか…

ちなみにトルコ人の男性は、若いうち(多分20代ぐらいまで)はスマートでモデル体形が多いのだが、ある一定年齢を超えると示し合わせたかのように一様におなかが出て髪がうすくなる。*1食生活の関係か、人種的なものなのかは不明だが、少なくともおなかについては、あの異様に(と日本人の舌には感じる)砂糖含有量の多いお菓子と油たっぷりの料理が大いに関係しているとみた(笑)

朝食会場でマ○ヨさんと一緒になる。今日は石灰棚パムッカレ(綿の城の意味)へ。

「トルコ沖地震で水脈が変わってしまったため、場合によっては水が少ないかも」とバス内で聞いたものの、とりあえず水はあった。

足元が滑りやすいので気をつけながら、マ○ヨさんと共に「いけるところまで行こう!」と奥をめざしてガシガシ歩く。戻ってくる途中、最後の最後にずるっと滑るも、なんとか転ばずに岸辺(?)に帰着。

バスで移動し、革のお店へ。ファッションショーで製品を見せるとのこと。ついでにツアー参加者のおじさま、おばさまが数名モデルとして連れていかれる。大盛り上がり(笑)

昼食後、エフェソス遺跡へ。

ポンペイを彷彿とさせられる遺跡。レリーフなどはポンペイよりキレイかも。世界三大図書館の1つという図書館あり。装飾も凝っていてなかなかステキなのだが、「娼館まで地下道でつながっていたそうです」との解説に苦笑。男社会ってしょうもないなぁ。。

議会場跡などを見学後、円形の劇場へ。かなりキレイに残っていて、客席にも上がれるし、舞台も上がれる。
舞台に入り、「こんな風に」とバ○さんが手を打つと、とてもよく音が響く。マイクやライトのなかった時代の、音響・光を計算したつくりは流石。

「ではココで1曲歌ってもらいまショウ♪」というガイド氏。「最後にココに入った人ね♪」ということで、添乗員さんが指名される。が、ものすごく必死にイヤイヤと首を振っている(笑)

「じゃぁ〜…」というバ○さんと目があってしまったが最後、結局私が歌うことに。*2

当初、バ○さんの仕込み(ケータイで着歌を用意していた)で演歌!という話だったが、まぁなんでもいいからということで、「アベマリア」の冒頭を一節。*3

「短いよーもう1曲!」というガイド氏に乗せられ、結局「サンタルチア」を原語(と言ってもはなはだ怪しい発音)で1曲歌った。

古代の劇場跡で歌う機会などそうそうあるわけがない!ということでこの旅最大級の思い出にはなったが、他の国からやってきた観光客のミナサマは一体何事かと思ったことだろう(笑)

恥をかいただけあったというか、この後ツアーのみなさんによく声をかけてもらうようになった。しかし軒並み「声楽をやってるの?」という質問には恥じ入るばかり。すみません。単なる素人デス。。

夕食はエーゲ海の見える海辺のレストラン。しかし、エーゲ海ってもっとエメラルドグリーンなイメージだったが、ココはちょっと…東京湾な雰囲気(笑)ちなみに高級レストランなどではなく、市場(?)の横の屋外の席のレストラン。これが意外に面白かった。

なにしろ、観光客がほとんど歩いていない。もちろん日本人なぞ全く。ということで、バスを降りてぞろぞろあるいていると、市場(というより商店街のような雰囲気)の人が大注目。

魚料理などを食べた後、近くのトイレにおばさま方と向かう。途中路上のおみやげ物売りを発見。商品は、別にトルコ土産というより、海辺のおみやげ物屋さんといったもの。(自分で真珠を取り出す貝のカンヅメとペンダントヘッドのセットなど)

「何かしらこれ」というおばさまたちとのぞいていると、お店のおじさんが「英語は話せるか?」と聞いてきた。砂とリキッドの絵*4の説明から、「どこから来たのか?トルコではどこに行くのか?何日間か?」などと聞かれる。「東京からで、〜と〜に行って来て、これから〜に行く。8日間」と答えると「短すぎる!」と嘆かれる。私もそう思うよ。特にこの移動の激しさを考えるとね(苦笑)

今晩のホテルは、ロビーがステキ。電飾などで飾られた吹き抜けとエレベータ*5がゴージャス。アメリカ映画に出てきそうな雰囲気。温泉プールあり、ということでマ○ヨさんと泳ぎに行く。

しばらく遊んでいると、ツアーのみなさんや、ドライバーさんの息子、ユー○ス君がやってきた。ドライバーさんもだが、この少年も日中ほとんど喋らないので*6、かなり謎。とはいえ片言なら英語がわかることが昼間発覚したので、話しかけてみることに。

「ツアーの○○さんが聞いたら25、他の人が聞いたら19とか18とか答えてたらしいけど、ホントはいくつなの??」と聞いてみると、結局18歳の高校生とのこと。25歳説はなんだったんだ…

年齢を皮切りに、色々と話していると、やはり無言の昼間がさみしかったのか、かまわれて嬉しそう。よかったね、ユー○ス君。ちなみに、ツアーのみなさま方は、通じるかどうかはまる無視で日本語でがしがし話しかけ+あとはゼスチャーでほぼやり取りが成立している。流石デス。

屋内の温泉プールで遊んだ後、屋外プールへ、さすがに寒い+深さが周辺部を除いて160cmもあるので、さくっと出て屋内に再び。が、みなさんは果敢に屋外へ。ユー○ス少年に「一緒に外に行こう!」と誘われるも、寒いのでもういいよーと、マ○ヨさんと撤収。

*1:と言い切ると問題があるかもしれないが、結構な確率コレは事実。当のトルコ人ガイドさんも認めていた

*2:このツアー参加者最年少だったこともあり、この後いじられ倒すことに・笑

*3:世界各国からの観光客が客席部分他で普通に見学やら写真撮影やらをしている中。というわけで世界共通の有名曲にしてみた

*4:フォトフレーム様のものに、色砂とオイルのようなリキッドが詰まっていて、海辺の風景のように見える。立てると砂時計のように砂がリキッドの隙間から落ちてきて、少しづつ違った風景のようになっていく

*5:ガラスチューブ上の中から外が見えるタイプ

*6:なにせトルコ語が分かるのは父のドライバーさんとガイドさんのみ